近年注目されているナノマテリアルのひとつに金属ナノ粒子がある。中でも量子サイズ効果に由来するナノ粒子の特異な光学特性は材料分野から医薬分野まで今後、多方面での応用が期待されている。特に、金をコアとするナノ粒子は可視光域での局在表面プラズモン共鳴が生じ、付加価値が高い。そこで、本研究では生体組織の選択的可視化への汎用的な応用を目指して、細胞二分子膜様リポソーム上での金ナノ粒子の相互作用様式を検討し、ナノ粒子種に対する依存性が見られたので報告する。
投稿日:2025年10月22日
材料
山梨大学生命環境学域生命農学系
新森 英之
近年注目されているナノマテリアルのひとつに金属ナノ粒子がある。中でも量子サイズ効果に由来するナノ粒子の特異な光学特性は材料分野から医薬分野まで今後、多方面での応用が期待されている。特に、金をコアとするナノ粒子は可視光域での局在表面プラズモン共鳴が生じ、付加価値が高い。そこで、本研究では生体組織の選択的可視化への汎用的な応用を目指して、細胞二分子膜様リポソーム上での金ナノ粒子の相互作用様式を検討し、ナノ粒子種に対する依存性が見られたので報告する。