ショールーム

山梨県衛生環境研究所

大沼 正行

新型コロナウイルス感染症は、入院が必要な重症例がある一方で、医療機関を受診しない不顕性感染・軽症例もあり、感染者の把握が難しい。
そこで地域における本感染症感染者の存在を下水中の新型コロナウイルス遺伝子の定量値から把握することができるか検討した。
流入下水を上清と沈殿に分け、複数のプライマー、プローブを用いて新型コロナウイルスの遺伝子を検査し、定量の最適条件を見いだした。
また、この方法で検査した新型コロナウィルス遺伝子の定量値と、県が発表した新規感染者数との間に正の相関が見られ、流入下水中の新型コロナウィルス遺伝子の定量値から感染者数の増減を把握することが可能と考えられた。

研究成果ポスター)下水中の新型コロナウイルス遺伝子の検索

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