ショールーム

畜産酪農技術センター

芦沢 咲知

 近年、夏場の気温上昇が著しい中、採卵鶏において、卵殻強度と卵重の低下が大きな課題となっている。
 卵殻強度の低下は、破卵などが起こりやすく出荷できる鶏卵数の減少を招くとともに、卵重の低下は、夏場、高値で取引されM玉以上のサイズの卵を減少させるため、鶏卵の販売額を減少させてしまう。その結果、採卵鶏農家の経営に大きな影響を及ぼすことから、改善する必要がある。
 そこで、飼料中の食塩を減量させることで暑熱時の卵殻強度を向上させるとともに、それにより低下する卵重をアミノ酸や魚粉の添加により改善させる技術の開発に取り組んだ。
 これにより、廃棄率が少なく、かつ相場の高い鶏卵を生産することができ、採卵鶏農家の経営安定につながる。

研究成果(ポスター)_暑熱時における採卵鶏の卵殻向上と卵重改善技術の開発

 

畜産酪農技術センター研究成果情報
https://www.pref.yamanashi.jp/chikushi/104_010.html

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