本研究では,果実の収穫期を蛍光を利用して測定する装置を開発している.蛍光(LED-LIF法)を利用することで,非破壊・非接触かつ高感度での測定が可能となる.現在,小型マイコンを使用し,筐体を3Dプリンターで製作することにより,小型で安価な装置を完成させた.‘シャインマスカット’を対象として糖度の推定精度を評価したところ,平均絶対誤差が1程度であり,十分実用化レベルに達していることが示された.現在,モモの収穫期の判定に応用できないか検討を進めている.
投稿日:2025年10月22日
食品・微生物
山梨大学生命環境学域環境科学系
小林 拓
本研究では,果実の収穫期を蛍光を利用して測定する装置を開発している.蛍光(LED-LIF法)を利用することで,非破壊・非接触かつ高感度での測定が可能となる.現在,小型マイコンを使用し,筐体を3Dプリンターで製作することにより,小型で安価な装置を完成させた.‘シャインマスカット’を対象として糖度の推定精度を評価したところ,平均絶対誤差が1程度であり,十分実用化レベルに達していることが示された.現在,モモの収穫期の判定に応用できないか検討を進めている.