生命環境学部生命工学科の幸田研究室での研究を紹介させていただきます。私どもは哺乳類の発生分化や遺伝子発現調節について研究を行っています。その中で、今回はゲノムDNAのシトシンメチル化やヒドロキシメチル化といった修飾を解析するために独自に開発した手法について簡単に紹介いたします。

ゲノムのシトシン修飾は細胞分裂を経ても消えない遺伝子発現調節の記憶を担っており、細胞の分化や個体の発生に伴って、それぞれの細胞の性質を決める重要な要素であるとともに、細胞のがん化においても重要な働きをしていることが知られています。

このような修飾の解析はリキッドバイオプシーと呼ばれる採血だけでがんの診断を行う場面でも大きな貢献が期待されます。

◆研究成果ポスターはこちらよりご覧ください。