ショールーム

国立大学法人山梨大学

山本 結生

酸化反応は有機工業プロセスの約30%に関連する基盤反応であり、特にアルコールやアミンを酸化することで得られるカルボン酸やイミンは医薬品や色素の製造で合成中間体として広く利用されている。

一方、環境調和性の実現が求められる現代においては、毒性・環境汚染が懸念される環境負荷の大きなプロセスに代わる革新的手法の開発が急務である。

本研究では、廃棄物が水のみである酸素を用いたクリーンな酸化反応の開発に取り組む中で、サリチル酸誘導体を有機触媒とするアミンのイミンへのグリーン酸化と本手法を活用したone-pot反応によって、医薬品基盤分子に代表される先端機能性分子の直接的合成への展開を実現した。

◆研究成果ポスターはこちらよりご覧ください

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