「地中熱」とは、地下100m程度の深さまでに存在する低温の熱エネルギーであり、地表面付近は太陽放射熱の影響を受けるものの、約10mより深い地中の温度は年間を通してほぼ一定とされています。
再生可能エネルギーや省エネルギー技術が注目される中、地中熱を利用したヒートポンプにより、更なる省エネシステムが検討されています。
研究室では、東京スカイツリー等に導入されている地中熱ヒートポンプとは異なり、直接膨張方式を用いた小出力のヒートポンプに適用可能な地中熱交換器を開発し、研究を進めてきました。そこで、これまでの研究開発状況を紹介するとともに、特に地中の浅層部に熱交換器を埋設した空調・給湯システムの社会実装事業を紹介します。
ショールーム
投稿日:2024年10月10日
浅層地中熱利用型空調・給湯システムの社会実装
機械・加工
山梨大学工学域 機械工学系(機械工学)
武田 哲明