ショールーム

山梨県産業技術センター

寺澤 章裕

 ポーラス金属材料は、材料内に多数の気孔を含んだ多孔質対であり、強度を保ちつつガスを通すことが可能なことから、金型ガス抜き部材等への活用が期待されている。また、金属3Dプリンタは、造形条件の設定によりポーラス金属の造形が可能である。そこで、金属3Dプリンタを用いて造形したポーラス金属材料を、金型ガス抜き部材へ適用することを目的として研究を実施した。
 初年度は、金属3Dプリンタの造形条件と造形物の密度及び強度の関係性を明らかにした。今年度は、金型内のガス圧測定が可能な実験用金型に、金属3Dプリンタで造形したポーラス金属部分を有する入れ子を取り付けて射出成形実験を行った。その結果、ポーラス金属を金型ガス抜き部材に適用することで、射出成形時の金型内ガス圧の上昇を抑制でき、ガス排出効果の有効性を確認できた。

研究成果(ポスター)_ポーラス金属材料の射出成形金型への適用

 

山梨県産業技術センターの研究成果
https://www.pref.yamanashi.jp/yitc/sokuho.html

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