繊維製品のはっ水度試験(JIS L 1092:2009 スプレー試験)は、水を散布した生地の湿潤状態を、比較見本を基準にして5段階で評価する。
この判定方法は目視によるものであるため経験が必要である。
そこで判定方法として、生地の湿潤状態における近赤外画像を取得・解析して定量化する手法を検討した。
その結果、判定が比較的難しい2~4級の湿潤状態について、本手法による湿潤面積が参考となることがわかった。
判定級とともに湿潤面積を記録することで品質管理に役立つと考えられる。
ショールーム
投稿日:2025年10月22日
はっ水性の評価方法の検討
地場産業
産業技術センター
望月威夫
