ブドウ晩腐病は難防除病害であり、近年の異常気象により発生増加が懸念されている。
本研究では、山梨県におけるブドウ晩腐病菌の詳細な菌の種類を同定するとともに、各種薬剤の感受性を調査し効果的な薬剤防除について調査した。
その結果、本病の菌種は全てColletotrichum gloeosporioides種複合体で中でもCladeVが大半を占めていた。
また感受性検定の結果、高い防除効果が期待される新系統殺菌剤「ミギワ20フロアブル」について、袋かけをする直前に追加散布する体系が防除効果が高いことが分かった。
新しい散布体系で防除することで、本病の発生を大幅に抑制し、本病による減収を防止することができる。
ショールーム
投稿日:2025年10月22日
山梨県におけるブドウ晩腐病菌の菌種および効果的な薬剤の防除方法について
地場産業
果樹試験場
鶴田 茜
