ショールーム

山梨県産業技術センター

坂本 智明

 産学官連携事業による小型・軽量な燃料電池スタックの研究が進み、電動アシスト自転車向け電源ユニットとして技術開発が進展している。本研究では、燃料電池アシスト自転車の試作・開発時に必要不可欠となる使用時の安全性を担保するための再現試験方法を検討し、企業による製品の設計開発を支援するため研究を行った。

 様々な路面条件を想定した実走行を実施し、車両に加わる振動・衝撃を加速度センサにより計測収集し、走行条件ごとにデータを解析し振動・衝撃の強さ・振動数を特定した。衝撃値の測定結果からは衝撃試験時に使用するパラメータとして最も厳しい試験条件を得た。また、振動の測定結果を解析し、使用開始後6年間に受けると想定される振動耐久性の評価を、6.5時間で行えるような振動試験条件を得ることができた。この条件を産業技術センターが保有する振動試験機により実施可能なことを確認した。

研究成果(ポスター)_水素・燃料電池システムの多用途展開に関する研究

 

山梨県産業技術センターの研究成果
https://www.pref.yamanashi.jp/yitc/sokuho.html

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