山梨県には黒トリュフが自生しており、高付加価値をもった特用林産物としてその活用が期待されています。
これまでにトリュフ菌の感染苗木を作出しており、山梨県内2箇所に試験的に植栽してあります。
本研究では栽培技術を確立するため、植栽後の感染苗の定着状況を評価する手法を確立し、植栽木の感染状況を明らかにしました。
定着状況の定量的評価手法にはリアルタイムPCRを用いた土壌中の菌量を定量する手法を検討し、DNA抽出方法を検討し、種特異プライマーを開発しました。
開発した手法により県内植栽木の土壌トリュフ菌量を評価したところ、北杜の植栽地でいくつかの植栽木で高密度にトリュフ菌が維持されていることが明らかになりました。
ショールーム
投稿日:2024年10月23日
トリュフ栽培に適した森林環境に関する研究
環境
山梨県森林総合研究所
林 耕太