私たちの日常生活や、産業・農業活動からは必ず廃棄物や排水が発生します。
従来までは、それらをコストとエネルギーをかけて処理・浄化してきました。
一方、近年、廃棄物や排水中の汚濁物質(有機物、窒素、リンなど)を資源として捉えて回収し、有効利用する試みが活発になっています。
今回紹介する研究は、微生物や、光合成生物のウキクサと微細藻類を利用して、汚濁物質からバイオ燃料やバイオプラスチックの原料を生産するものです。このような生物機能を上手く活用した技術によって、循環型社会やカーボンニュートラルの実現に貢献したいと考えています。