ショールーム

国立大学法人山梨大学

福地 龍郎

 電子スピン共鳴(ESR)法は放射線量を計測する手法であり,天然鉱物から検出されるESR信号を用いて,環境放射線の線量計測の他,断層や岩石の年代測定に利用されています。これまで私は,糸魚川-静岡構造線(糸静線)を始めとする県内の活断層を研究対象として,ESR法による断層活動性評価法(地震発生リスク表評価法)の開発を行ってきました。貝殻の主成分であるアラレ石や魚骨に含まれる燐灰石,土壌中に含まれるモンモリロナイト等からは放射線量計測に利用可能なESR信号が検出されますので,福島原発事故の放射能処理水を放出している海域の貝殻や魚骨を用いたトリチウムの影響評価や山梨県内の土壌を用いた放射能汚染評価が期待されます。

◆研究成果ポスターはこちらよりご覧ください

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