ショールーム

富士山科学研究所

中村 圭太

 シカを始めとする野生動物による農林業被害等は深刻であり、野生動物の適切な管理が求められている。

 本研究ではIoTセンサーカメラと深層学習から構成される野生動物の生態観測ネットワークを開発し、富士北麓広域(南北約 16 km × 東西約 28 km)に展開した。深層学習では物体検出モデルYOLOv5で動物が撮影された画像を検出し、VGG16モデルのファインチューニングにより動物が撮影された画像の中からシカの画像を9割以上の正答率で検出した。

 これにより、シカの出没状況を広範囲かつ即時的に把握可能となった。シカが「いつ・どこに・どのくらいいるのか」という情報をシカ管理の実施主体と共有することで、科学的情報に基づいた野生動物管理体制の構築を目指す。

研究成果(ポスター)_富士山の野生動物管理に向けた生態観測ネットワークの開発 

 

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