ショールーム

国立大学法人山梨大学

小俣 香織

アンモニアを水素キャリアとして活用するため、アンモニアから効率良く水素のみを取り出す技術が望まれています。私はアンモニア分解触媒とバナジウム系水素透過合金膜と組み合わせ、アンモニアから直接水素を分離・精製できるメンブレンリアクタの開発に取り組んでいます。

このメンブレンリアクタでは、アンモニアから生成した水素をバナジウム膜が直ちに引き抜くことで逆反応が抑制され、アンモニアの分解効率を向上させることができます。

使用する金属膜は孔の開いていない圧延膜であるため、燃料電池自動車の燃料として利用できるほど超高純度の水素を製造できます。

今後はメンブレンリアクタの大容量化、低コスト化、高性能化を図り、水素製造分野での社会実装を目指します。

◆研究成果ポスターはこちらよりご覧ください。

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