ショールーム

山梨大学工学域 電気電子情報工学系 (コンピュータ理工学)

小澤 賢司

複数の音源が同時に存在するとき,目的とする音のみを抽出するための信号処理手法を開発しています。マイクロホンアレイ(配列)から出力される音圧信号の時系列を画像と見なし,時空間音圧分布画像と呼びます。直線状アレイでは,正面から到来した音は全てのマイクロホンに同時に到達するので,時空間音圧分布画像は縦縞を形成します。この画像を2次元スペクトルに変換すると,成分は「空間の直流成分」に局在するという性質があります。この性質を利用することで,スマートフォンに搭載できるほど小型のアレイでも,精度よく目的音を抽出することができます。もし円弧状アレイを用いれば,同一方向で異なる距離にある複数音源も分離できます。

◆研究成果ポスターはこちらよりご覧ください

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