富士山科学研究所
山河和也
山頂から 13.5 km 以内に50を超える数の火口を持つ富士山にて、避難が必要な地域への的確な避難指示を行うためには、噴火口位置の迅速な特定が不可欠である。
噴火口特定には映像観測が主力とされる一方で、悪天候時等の視界不良にも機能する観測項目が必要とされている。そのような観測項目として、空振 (可聴域以下の低周波音) が挙げられる。
本研究では、比較的規模の小さな噴火も観測対象に含め、富士山のような大規模な山体に対して効果的な空振観測網を構築することを目指した研究を行った。
そして、実際に富士山麓に持続的な観測点を設置し、花火や落石などの現象観測を行い、噴火検知の演習および火山以外のハザード検知に取り組んだ。
