AI・VR時代に、現地を訪れる旅はどのような価値をもつのか。本研究では、山梨の食・文化・景観と、料理人・生産者との対話を組み合わせた訪日客向け少人数ツアーを対象に、旅行者のウェルビーイングとの関係を検討する。外国人向けガイド・小規模旅行会社との連携を軸に、Apple Watchによる歩数・心拍の補助的記録と短時間アンケートを用い、観光を妨げずに身体的余裕、心地よさ、体験の意味、人とのつながりを評価する。現地体験の効果を決めつけず、説明・休憩・訪問順序の改善条件や、地域理解・記憶との関係を検証する。得られた知見を地域事業者と共有し、旅行商品の高付加価値化と、日本の地域観光の持続的発展に資する設計指針の作成を目指す。


