総合農業技術センター
大平千覚
本県のコチョウラン栽培では、春に苗を導入する秋出し作型において、花蕾数の減少による品質低下が問題となっている。そこで、花茎発生から出荷までの光環境が品質に及ぼす影響を解明するとともに、品質向上のための生産管理技術を検討した。その結果、花蕾数の減少は盛夏期にあたる花蕾形成・開花期の光不足が主な要因であることを明らかにした。また、花蕾形成・開花期の日中最高室温を慣行の25℃から30℃に高めたうえで遮光を低減することや、朝夕のみ遮光を低減すること、高透光・遮熱資材を利用して光を確保することにより、冷房コストをできるだけ抑えながら品質向上が図れることを明らかにした。
