地球温暖化問題の解決には二酸化炭素排出量の削減が重要である。
自動車業界では燃費改善が最優先課題であり、車体の軽量化が重要なテーマである。
マグネシウム合金は軽量で振動吸収性に優れるが、発火や耐食性の課題がある。
本研究では難燃性マグネシウム合金の開発と16インチホイールの量産を目指し、ダイカスト鋳造技術を用いた。
得られたホイールはVIA規格を満たし、燃費試験でアルミニウムホイールより1%以上の効率向上が確認された。
耐食性試験では表面処理により腐食生成物の形成が抑制された。
今後、他の研究機関との試験結果を基に、自動車業界への提案と実用化を目指す。
研究成果ポスター)難燃性マグネシウム合金ダイカストによる自動車用大型部材製造技術の開発
