近年、製品の強度や軽量化を同時に満たす製品設計が増えてきているが、従来の解析結果により応力や変形量を比較・評価だけでなく、製品の強度を満たす最適形状を抽出するトポロジー最適化解析を行うケースが増えている。
本研究ではトポロジー最適化解析による設計時の効率化を目的とし、設計対象として軽量かつ高周波数域まで使用可能な振動試験治具の設計開発を行った。
トポロジー解析時における、最適化解析手法、ボルトの締結力、治具へ搭載する製品の質量の割合を変えることで解析結果に影響を及ぼすことがわかった。
これらの影響を考慮して治具の形状を作成したところ、新たな治具により最大2600Hzまでの試験が可能となった。
ショールーム
投稿日:2024年10月23日
トポロジー最適化解析による製品の高付加価値化に関する研究
機械・加工
山梨県産業技術センター
坂本 智明