近年、宝飾業界では従来よりも硬質な金属を用いた装身具が増加傾向にある。
このような装身具は、傷がつきにくい、爪や石枠を細くして石がより見えやすくすることができる、華奢なデザインを採用することができる等のメリットがある一方で、磁気バレル研磨等の加工がしにくいというデメリットがある。
市販装置を用いたこれまでの研究により、水流の発生が加工能力低下の原因のひとつであることがわかったため、本研究では水流を抑制し加工能力を向上させるための磁石配置および研磨条件を品質工学におけるパラメータ設計を用いて検討した。
その結果、従来の条件よりも加工能力の高い磁石配置および加工条件を見いだすことができた。
ショールーム
投稿日:2024年10月23日
磁気バレル研磨機の加工能力向上に関する研究
機械・加工
山梨県産業技術センター
宮川 和博