本研究は環境負荷の低いエネルギー源の水素ガスを環境浄化や有用資源生産へ利用し、新たな技術を開発することを目指しています。この達成のため水素ガスを利用する微生物の代謝反応に着目し、排水浄化や有用資源生産が可能か、それを可能にする条件等を調べています。具体的には、環境浄化技術については飲料水源や各種排水中からの窒素除去方法やそのための装置開発についてを、有用資源生産技術については生分解性プラスチック資源となる微生物産生バイオプラスチックの生産条件等についてを、それぞれ研究しています。極めて環境負荷の低い新技術の確立と社会実装を目指し、多くの企業様との連携や共同研究による研究加速を希望しています。