山梨県産農産物は“やまなしブランド”の重要な地域資源の一つである。本研究では、峡南地域等で生産されている県産大豆を活かした加工食品の開発を目標として、新規大豆発酵食品の製造条件を検討した。
カマンベールチーズの製造方法を応用して豆乳からの製造方法を確立し、地場特産品の粉末を添加した試作品とあわせ、講習会で技術普及を行った。また、近年作付面積等が増加している硬質小麦“ゆめかおり”のパスタ麺の試作開発を行い、「脱脂粉乳」または「豆乳」を使用することで、デュラム粉で製麺した際の物性および食感に近づけた。さらに、地場特産品の粉末などを混合することで、麺の色付け等の特色を付加した麺を試作した。