山梨県の主要な地場産業である宝飾品製造は、職人の技術に支えられているが、昨今、3D技術を活用した製造方法も増えてきている。そこで、3DCAD、スキャナ及びプリンタを活用し、山梨独自の形状を活かした商品開発に向けた、3Dデザインの流れの提案を行う。
3Dデザインにおいて、元となる形状の特徴を活かし、製品のデザイン(デフォルメ)を行うことは大きな課題である。そこで、我々は、デザイナーや職人が「どこに」、「どうように」、「どのくらい」の調整を行っているか、一般の方々が形状のどこに注視するのかなどの調査・研究を行い、モデラーが簡単に3Dデータから製品開発を行うことのできる「デフォルメガイドライン」の作成を行ったので、その内容を発表します。