産業技術センター

宮澤航平

 当産地では、繊維製品の熱処理工程に真空熱セット機と呼ばれる熱処理機器が使用されている。真空熱セットとは真空にした窯の中に蒸気を急激に注入することで、製品に均一な熱処理を施す熱処理方法であるが、時折、原因不明の熱処理不良が発生することが問題となっていた。
 本研究では、熱処理不良の原因の解明と改善のために最も熱処理不良の発生頻度が高いお巻き(絵柄を捺染した縦糸を巻き取ったもの)を対象として、真空熱セット中のお巻きの内部温度の測定手法の検討を行い、それを用いてお巻の内部温度変化を調べた。

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