国立大学法人山梨大学

武田 哲明

本研究では、エアコンの室外機内にある空気・冷媒熱交換器を地中熱交換器と交換した直接膨張方式地中熱ヒートポンプの性能を調べています。深さ約30mのボアホール内に水を充填したケーシング管を挿入し、その中に銅管を挿入した地中熱交換器を使用しています。実証試験は山梨県北杜市にあるイチゴハウスで行い、出力は暖房14kW、冷房12.5kWのヒートポンプを2台設置しています。暖房運転では、夜間のハウス内を15℃に維持することが可能であり、一次エネルギー削減率は43.6%、排出する二酸化炭素の削減率は66.0%でした。原油消費量、二酸化炭素排出量ともに非常に大きな削減率を達成することができ、優れた省エネルギーシステムであることが実証できました。

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